キャリアと格安SIM、自分にはどっちが合っているの?そもそもなにが違うの?
こんな悩みを解決できる記事を書きました!
この記事で解説する『キャリアと格安SIMの違い』を理解すれば、自分はどっちを使えば得するのか、正しく判断できるようになりますよ!
記事後半ではキャリアがおすすめな人、格安SIMがおすすめな人の具体例も紹介していきます。
以下の内容をわかりやすく解説していきます!
【比較表】キャリアと格安SIMの違いを一目で理解!
上記は『キャリアと格安SIMの違い』を比較した表になります。
- 料金はどれだけ差があるの?
- 通信速度はどれくらい違うの?
- サポートは受けられるのか?
- オプションはつけられる?
- キャリアにあるサービスはある?
- 常に最新のiPhoneは使える?
など、気になる項目をピックアップしました。
とはいえ、この比較表だけでは『結局、自分にはどっちが合うの?』と疑問の方もいると思うので、これから詳しく解説していきます!
そもそもキャリアとは?格安SIMとは?
まずはじめに、2つの違いを解説する前に、そもそもお互いどんなものなのか簡単に基礎知識を伝えますね。
キャリアとは
独自の通信回線を持っている通信事業者のことです。
MNO(Mobile Network Operator)[移動体通信事業者]とも言います。
キャリアと呼ばれるのは下記4社のみになります。
- au
- Softbank
- docomo
- 楽天モバイル
4社をあげましたが、一般的にキャリアというとau・Softbank・docomoのイメージが強いかと思います。
というのも、楽天モバイルは2020年からキャリアの仲間入りを果たしているので、まだまだキャリアとしてのイメージが浸透していません。
そのため、楽天モバイルを除く3社を大手キャリアと呼んだりします。
MNOという言葉を聞いたら「キャリアのことね」と思ってください。
格安SIMとは
キャリアから通信回線を借りてサービスを提供している事業者のことです。
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)[仮想移動体通信事業者]とも言います。
MNO(キャリア)とV(virtual)があるかないかの差ですね。
自社で通信回線の設備を持たず、キャリアから借りているため仮想となるのです。
一部例をあげます。
- mineo(マイネオ)
- IIJmio(アイアイジェイミオ)
- ocn モバイル one(オーシーエヌ モバイルワン)
- イオンモバイル
- NUROモバイル(ニューロ モバイル)
格安SIMのなかでも有名どころをあげましたが、この他にも100社以上あります。
もちろん、すべてを把握する必要はありません。
こちらもMVNOという言葉を聞いたら「格安SIMのことね」と思っていただければ大丈夫です。
大手キャリアのサブブランドについて
一般的に格安SIMとして認知されているもののなかには、実は格安SIMではないものがあります。
それがキャリアのサブブランドです。
サブブランドとは、大手キャリアがメインサービスとは別に提供している低価格帯のサービスのことです。
こちらも例をあげますね。
- UQ mobile(ユーキューモバイル)
- povo(ポヴォ)
- Y!mobile(ワイモバイル)
- LINEMO(ラインモ)
- ahamo(アハモ)
格安SIMであげたものより、こちらの方がCMなどでも聞き覚えがないですか?
サブブランドは料金や通信速度などが、キャリアと格安SIMの中間に位置するものと思ってください。
厳密にいうと格安SIMとは異なるものなのですが、こちらも格安SIMと思ってもらって問題はありません。
「たしかサブブランドっていうのもあったな~」と覚えてもらえればと思います。
キャリアと格安SIMの明確な違いは3つ
では、キャリア(MNO)と格安SIM(MVNO)がどんなものなのか、なんとなくでも理解してもらえたと思うので、これから両者の違いを解説します。
まず、『キャリアと格安SIMの違い』ですが、比較すべき重要な違いは3つあると思ってます。
『料金』と『通信速度』と『サポート体制』ですね。
- 料金
- 通信品質
- サポート体制
違い1:料金
- キャリア:月々の料金が高い(6,000~9,000円)
- 格安SIM:月々の料金が安い(2,000~4,000円)
格安SIMなのでもちろん、安く使えないと意味がないですよね。
なぜこんなに安いのかというと、キャリアから通信回線を借りているため管理費用があまりかかっていないという仕組みです。また、キャリアと違って店舗が少ない、または店舗自体がないため店舗運営にかかる費用が少ないという理由もあります。
ここが格安SIMの大きな魅力ですね。
例えば、
- Aさん:キャリアを使用して、月々6,000円
- Bさん:格安SIMを使用して、月々3,000円
とすると、
- 1ヶ月あたり:3,000円
- 1年あたり :36,000円
の差がでます。
月々3,000円浮くといろんなことができませんか?
Netflix・Amazonプライム・Disney+に加入してもおつりがくる…
でも安いなりにデメリットもあるんじゃないの?と思いますよね。
そうなんです。それを以下で解説していきますね。
違い2:通信品質
- キャリア:安定して通信速度が速い
- 格安SIM:回線が混み合う時間帯は通信速度が遅い
格安SIMは通信回線を一部借りて通信するため、混雑時はどうしても遅くなってしまいます。
しかし、常に遅いわけではありませんので、「たまに速度が遅いときもある」くらいに思ってもらえれば大丈夫です。
とはいえ、速いに越したことはありませんよね。
格安SIMのなかでも通信速度に定評のあるサービスもありますので、そちらは別の記事にて紹介していきます。
違い3:サポート体制
- キャリア:店舗が多く、初期設定などしてくれて充実している
- 格安SIM:店舗を持たない場合が多いけど、チャットサポートが充実している
格安SIMは店舗を持たない場合が多いため、キャリアに比べるとサポート体制は弱いです。
一方で、サポートページ、FAQ(よくある質問とその回答)が充実してますし、チャットサービスで質問・相談をすると専門スタッフが回答してくれるので極端に心配する必要はありません。
チャットサービスが基本となっているので気軽にどんどん質問して大丈夫です。
キャリア・格安SIMがおすすめな人
簡単にはなりますが、『キャリアを使うのが向いている人』『格安SIMを使うのが向いている人』をまとめました。
- ヘビーユーザー
- 仕事でもがっつり使う人
- 常に新しいスマホを使っていたい人
- とにかく通信速度が遅いのはイヤな人
- 初期設定や手続きなどは店員さんにお願いしたい人
- ライト~ミドルユーザー
- 基本はWi-Fi環境で使用する人
- 月額料金は安く抑えて節約したい人
- キャリアサポートにあまり頼らない人
- 2台持ち(2回線)をする・検討している人
ライトユーザーに格安SIMって難しくない?
と思うかもしれませんが、ズバリ格安SIMの利用で一番メリットがあるのはあまり利用しないライトユーザーです。
特に節約したい主婦の方などは、忙しい合間を縫って少しの利用だったり、基本はLINEやちょっと通話するくらい、使用するのも基本的に自宅なんて場合は、キャリアを利用すると逆に高くついてしまいます。
例えば自宅にWi-Fi環境がある場合はスマホのデータ通信量も少ないはずです。
意外に思われるかもですが、ライトユーザーほど不便さを感じず、格安の恩恵を受けられるのです。
格安SIMを使う場合には事前にどんなデメリットがあるか把握しておくことが大事です。
デメリットについて下記で解説してるのでご参考にどうぞ!
【Q&A】格安SIMについてよくある質問
まとめ:最適な選択をするために理解することが重要
キャリア・格安SIM、それぞれに特徴があり、一長一短があります。
- あまり使ってないけど料金が高い
- 通信速度が遅く感じる
- 設定とかはよくわからない
などなど、人によって違う悩みがあります。
「けど、よくわからないからこのままでいいや」と大半の人は思うはずです。わたしもそうでした。
しかし、よくわからないまま使っていると損し続けてしまうこともあります。
ぜひ両者の違いを理解して、最適な選択ができるようにしていきましょう!
※本記事は執筆時点の情報であるため最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。